当事者さんによる講演会開催
先日入院中の患者さんに、当事者目線での闘病生活についての講演をしていただきました。
元々当院にご入院前から入院の記録をつけておられた方で、当院にご入院されてからノートをお渡しし、闘病日誌と言う形でリハビリを兼ねて日誌をつけていただいていました。
その日誌には、病気になられた方にしかわからない苦悩や葛藤、その気持ちから徐々に障害に対してどう立ち向かうかの気持ちの変化などが、リアルに描かれておりました。
リハビリの中で、これをまとめて当院のスタッフに向けてお話ししていただけないかと交渉させていただいたところ快諾してくださり、リハビリの中で一緒にパワーポイントにまとめて、先日スタッフに向けて30分の講演をしていただきました。
このような試みは初めてだったので、どのようになるか患者さん以上に私が緊張して本番を迎えたのですが…。
講演終了後リハ室の電気をつけると数名のスタッフの目に涙が…。
横でパソコン操作をしていた私も、ご入院中色々とあったことが走馬灯のように駆け巡り途中ウルウルでしたが、講演終了後思わず我慢していた涙が…。
私もスタッフもあの涙にはそれぞれ何か感じて、それぞれの意味があると思います。
そして、講演後にスタッフから沢山の感想をいただきました。
その感想を元に、グループワークでそれぞれが患者さんにどう向き合うべきかを考えて行きたいと思います。
後で発表していただいた患者さんに感想を聞くと、話をしているうちに気持ちが乗って来たそうで、とても話しやすい雰囲気で、良い経験させていただきましたとおっしゃってくれました。
私も沢山のことを学ばせていただきました。
貴重な講演をしてくださった患者様、本当にありがとうございました。